第1回 スペイン ギター国際講習会ツアー2005

2005年7月1日から11日の日程で、東隆幸ギター教室主催による第1回スペインギター講習会ツアーが行われた。

このツアーは、スペイン、エステージャにおける「第31回メモリアル J.L.ゴンサレス国際ギター講習会」受講をメインに、マドリッド観光、ブルゴスの大聖堂やパンプローナのサンフェルミン祭見学など、多くのイベントも盛り込まれた。

 講習会会場は文化館「フライ・ディエゴ」の中庭で行われた。受講生たちは一人20分〜25分マヌエル・バビローニのレッスンを受け、それぞれが日々練習してきた曲を指導してもらっていた。実は、今回の参加者のほとんどが、昨年4月バビローニが来日した際に、横浜で行われた公開講習会に参加していたので、うちとけた雰囲気の中でレッスンは進められた。レッスンの回を重ねるごと進歩していくその上達ぶりには目を見張るものがあった。また日本とスペインでの音色の響きの違いは誰もが驚き、こまやかなニュアンスまで感じ取れていた。この感覚は現地に来た人にしか分からない最高の瞬間であると思う。

私たちは講習会期間中の途中から参加したものの、74日から7日まで合計4日間毎日レッスンを受けることが出来た。

 日本からの参加者の中に、5歳、12歳と小さい子供がいたことが現地の人々にも興味深かったようで新聞にもカラー写真とともに大きく取り上げられた。

8日には文化館「フライ・ディエゴ」の中庭でバビローニのリサイタルが行われた、プログラムは、

★タレガへの哀歌<フォルテア>
6つのエチュート、<ヴィラ=ロボス>
  第4,第8,第9,第10,第11,第12番
★主題による変奏<モジェダ>
★内なる思い<アセンシオ>
  1、心静かに、2、うれしさ、3、静寂、4、歓喜、5、あせり

鳴りやまぬアンコールに3曲応えていた。

 9日には受講生達の発表会が老人ホーム「サント・ドミンゴ」で行われた。発表会は毎年講習会最終日に行われるのだが、今年はこのツアーの参加者が最終日まで残れないため、バビローニ先生の計らいで一日早く行われることになった。プログラムは、

●中林奏太/アデリータ<タレガ>、ロス・ピーノスのロマンス<モレノ=トローバ>
●安藤豊/練習曲ニ長調<ソル>、バレット<ポンセ>
●嘉山美樹子/インスピレーション<ガロート>
●米田祐平/歌と踊り<ピポー>
●畠中雅絵/二つのベネズエラワルツ<ラウロ>
●東隆幸/ひまわり<マンシーニ>、スペイン舞曲第
5番<グラナドス>

ほかスペイン人の受講生5名。 受講生達はこの講習会での上達の成果を余す事無く発揮し、素晴らしい発表会になった。参加者は、ギターを通じて現地の人々と交流を深め、スペインの雰囲気を感じ取ることができた、とても貴重な体験となったに違いない。

1)マドリッド

プエルタ・デル・ソル ラミレスのお店で

2)第31回国際ギター講習会「メモリアル J.L.. ゴンサレス」

地元の新聞に掲載されました。
参加者全員で


レッスン風景


3)パンプローナのサン・フェルミン祭

エステージャのバス停で パンプローナのバス停で 市役所広場で 牛の走る道で


バビローニ先生 リサイタル

リサイタル 演奏後奏太君からのプレゼントを開けるバビローニ先生。


講習会受講生達の発表会


4)帰りのビルバオ空港で


その他1
(エステージャ)

宿の階段で 宿のおばさんと。 レストランの前で


その他2 発表会の前後

練習中 演奏後バビローニ先生と。