マヌエル・バビローニ第4回
国際ギター講習会レポート
(1999年2月27日,28日)


  96年から定期的に行なわれてきたバビローニの国際ギター講習会も第4回を迎えることになりました。主催はカステジョン・ミュージック・スクール"Tres per Quatre"で2月27日、28日にカステジョンで行なわれました。

  今回は以前とは違い、3か月ごとに講習会が有り(A,B,C)前回のAは昨年の12月、今回のB、そして4月24日、25日にCが予定されています。何よりの特徴は4月24日の夜に受講生達のコンサートがカステジョン市役所主催で行なわれる点に有ります。

  今回の講習会も以前同様カステジョン県外(パンプローナ、ビトリア、アリカンテ)からも参加者が集まり、日本人の受講生では岩崎 慎一、マドリード王立音楽院で学ぶ木村 悟と筆者の3人、ポルトガル人の受講生も見受けられました。

  内容は、演奏理論、メカニズム、応用テクニック、リズム・音色、あらゆる側面から見た練習方法など。毎回感心するのは、ほとんどの受講生がバビローニのアドバイスで演奏、音色がその場で良くなる(受講生自身にもわかる)ことです。彼は1人1人の生徒の長所を生かす教え方、クラスの後、練習したくなる教え方がその秘密なような気がします(決して簡単なことではないのにとても自然にしているのには驚きます)。またこの講習会の家庭的で心地よい雰囲気も忘れられない特徴です。

  マヌエル・バビローニは7月1日から11日までエステージャで第15回メモリアル "ホセ・ルイス・ゴンサレス"国際ギター講習会(ナバーラ,スペイン)、8月23日〜29日はビジャファメス(カステジョン)で第1回国際ギター講習会でも教えることになっています。こちらでの内容もレポートする予定でいますので楽しみにしていてください。

  8月には第2回目の来日公演も予定されています。