●セゴビア博物館
開館記念式典レポート
(2000年8月23日)
かなり昔から、計画され建設中だったセゴビア博物館がついに2000年8月23日に開館になりました。
日本から旅行に来た友人と21日にリナーレスに到着。この時は館長のアルベルト・ポベダ氏に特別に博物館を見せてもらう約束をしていたので、公に開館することは知らなかった。「もし2日後までここにいるのなら23日の開館式に立ち会うことができるよ。」というポベダ氏の言葉に予定を急遽変更し、2日間グラナダに滞在の予定を1日だけにしてリナーレスに戻ってくることに決めました。
式典は博物館の敷地内にある庭で行なわれ、夏休み中にもかかわらず、大勢の人たちで準備された席は一杯になっていました。最初にリナーレス市長の言葉がありその中で、「海外からも多くの人たちが訪れることを願います。今日ここに数人の日本人の姿があることを誇りに思う。」と語っていました。
続いて館長のポベダ氏の言葉、そしてこの式典には出席できなかった、セゴビア未亡人のメッセージが読まれました。
この後は、リナーレスの音楽院で教えているクエンカ兄弟のリサイタルがあり、プログラムは、ギターソロで(光のないエチュード)<セゴビア>、(アストゥーリアス)<アルベニス>、ピアノとのデュオでアランフェス協奏曲より(アダージオ)、(ある貴紳のための協奏曲)<ロドリーゴ>が演奏されました。15分ほどの休憩のあと、アンドレス・セゴビア合唱団が小品を8曲ほど歌いました。
式典終了後、私たちはクエンカ兄弟、ギタリストのフランシスコ・オルティス氏、その家族で夕食を共にしました。耳に心地よいアンダルシアなまりの会話の中で楽しいひとときを過ごしました。
博物館の開館時間
6月15日〜9月15日 | 9月16日〜6月14日 | |
火・木・土・日 | 午前10時から14時 | |
火〜木 | 午前10時から14時 、午後16時から19時 | |
土、日 | 午前10時から14時 | |
祝、祭日休館 | 祝、祭日休館 |